香りの散歩道


第一次南極観測隊

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。

寒いときには、ぐっと寒い南極の話を。昭和32年の今日1月29日は、日本の第一次南極観測隊が、昭和基地の開設を決めた日です。
53名の隊員と一緒に、22頭の樺太犬(からふといぬ)も、海を渡って上陸しました。

過酷な状況を生き抜いたタロとジロの物話は、ご存じの方も多いでしょう。

それから67年経った今も、昭和基地では観測が行われています。
人間による環境汚染が最も少ない地域なので、水や空気などの変化を調べて、地球の健康度を知るバロメーターにしているのです。

隊員の生活環境はずいぶん改善されたようで、毎日の食事に欠かせないのが、日本から運んできた冷凍食品。
67年前に比べると、冷凍技術は急速に進化しているので、肉も魚も野菜も、おいしく食べることができるそうです。

基地の外に出ると、そこはすべてのものが凍る氷点下の世界。
冷凍食品を保存するには、この上ない場所かもしれませんね。

ちなみに、第一次の観測隊は、エビやほうれん草、みかん、茶碗むしなど、70種類の冷凍食品を船に積んで行ったそうです。
このことが話題になり、一般家庭にも冷凍食品が普及するきっかけになった・・・とも言われています。

南極観測と冷凍食品には、こんなつながりがあったのですね。。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

1月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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